不安や緊張、意欲の低下を感じたら心療内科へ

症状は人それぞれですが、深刻な状況になる前に、心療内科を頼ってみるのも一つの方法です。心療内科は、大きな総合病院や開業医が運営しているクリニックなどがあり、ほとんどが予約制を取っています。大きな病院では、医師をはじめとして、臨床心理士などのスタッフが相談を受けてくれますが、クリニックなどの開業医では、医師のみの対応となっている場合が多いかもしれません。どちらの場合も、十分な時間を割いて話をすることができますし、医師からいくつかの治療方針が提案されます。症状に応じて薬が処方され、最もつらい症状を和らげる治療から開始され、様子を見ながら通院することになります。

治療は長い目で考えておく

例えば、複数の症状(鬱状態やパニック障害など)があった場合でも、人によっては、短期間に改善される場合もありますし、長期に及ぶこともあります。短期間で治療が終わればいいのですが、長期となると治療費の事も悩みとなります。初診料をはじめとして、診察の度に診察代と薬代は掛かってきます。診察内容や薬の種類、量などで異なりますが、一度の受診で数千円といったところでしょうか。長期的に継続治療を受けているうちに症状が改善し、薬が減ったりすると支払いは少なくなることがあります。もし、症状が重く精神科を受診する場合は、自立支援医療(精神通院医療)制度を利用する事ができます。これは、指定の医院で支払う費用が一割負担で受診できる制度です。心の問題を解決していくには長期的な視点で考えておいたほうがいいかもしれません。人によって効果の現れ方は異なりますが、薬とアドバイスで改善は期待できます。

心療内科を梅田で受診するなら、女医がいる、ビルのなかに入っている、仕事帰りでも間に合う、土日に開いているなど、自分に合った通いやすい条件でクリニックを選ぶことが大事です。